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フォト*ある暮らし

写真で綴る主婦の日記
月別アーカイブ  [ 2018年07月 ] 

母の記憶力(2)

“書く”ことで少しでも母の不安を取り除こうと思いついた私。

便箋とノートを渡しました。

IMG_0974note.jpg

母は堰を切ったように話し始めました。


親を失って兄姉たちの家をたらい回しにされていた母は、

昭和30年ごろ、7歳年上の姉家族の家に居候していました。

ところが 生まれてからずっと可愛がっていた姪っ子も思春期に入り

母に辛く当たったそうです。

“おばちゃんなんでここにいるの?出てってよ!”


そしてある日突然、本当に姉の家から追い出されてしまいました。

母は行く当てもなく、布団一式と着替えだけを持って

当時働いていた会社の工場の一畳ほどのスペースで

寝起きをしていた……と。


母はそう話すと、急にワーワーと泣き出しました。

「 あの時が一番つらかった・・・」(号泣)

初めて聞く話でした。

私は黙って母の背中をさすりました。


ひとしきり泣いた後、両親との数少ない思い出、

幼い時に世話してくれた兄嫁の事、

(小声で)父に出会う前に結婚したい人がいた事、父との馴れ初め…など

興奮して、額に汗をにじませながら話してくれました。


「紫陽花ちゃんに私の秘密を話したらスッキリしたわ」


自分史を書くことで不安障害がマシになるのだろうか。

過呼吸は治るだろうか。


一縷の望みでございます。



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[ 2018/07/01 19:46 ] 母のこと | TB(-) | CM(-)