フォト*ある暮らし
母の生い立ち

2016.09.29(Thu)

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母は8人兄姉の末っ子で、10才の時に母親を、12才の時に父親を亡くしました。

それ以来、年の離れた兄姉の家を転々としながら成長しました。


14才上の姉が結婚する時は、母を連れて行かざるをえませんでした。

食糧難の折、厳しいお姑さんが、母に辛く当たったのは当然かもしれません。

不憫に思う姉は、夜 枕元にそっとおにぎりを置いてくれたそうです。


運動会の時も、友達は家族とお弁当を食べているのに、

自分だけひとりだったと。。

いつも他人に気を遣い、寂しい思いをしていた幼少期。


その話を聞かされた時、"おかあさんを大切にしよう"と、子供心に思いました。


なのに、どうしてこうなったんだろう。

実家に行くのが苦痛で仕方ありません。


眠れない、食べられない…胸が苦しいと訴える母を見ていると

早く楽にさせてあげたい、という気持ちがよぎります。

そして、早くに亡くなった母親のもとで思い切り甘えさせてあげたい・・・と。

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長生きは拷問

2016.09.27(Tue)

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9時過ぎに着いたら、なにやら家の中が騒がしい。

母が、金曜日に引き続き また過呼吸発作を起こし、

父が頓服を飲ませているところでした。

昨晩一睡も出来なかったことがショックで、発作が起きたらしい。

眠剤も効かないと訴えます。


普通、人間は無意識に"吸って吐いて"を繰り返していますが

母の場合、それが出来ないのです。(なぜだ?)

吸う方が多くて、常に呼吸困難を起こしている状態。

いくら「ゆっくり吸ってゆっくり吐いて~」と言っても、「出来ない」の一点張り。

深呼吸が出来ないって、どゆこと?


それに、過呼吸は圧倒的に10~20代の若い女性に多いと言います。

母も87歳・・・って、おかしいだろ!!

感受性が強くて神経過敏な母は、心だけ少女のままなのかもしれません。


冷蔵庫には、姉が用意した昨日の夕食と今朝の朝食がそのままになっていました。

眠れない、苦しい、食べたくない…長生きは拷問だ。

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「親を捨てるしかない時代に、子は、親は、どうすべきか」

ショッキングなタイトルですが、興味深い内容でした。

究極の終活は、"とっとと死ぬ"ことに尽きるそうです。

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呪縛

2016.09.25(Sun)

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父も母も内臓には疾患が無く、長生きするに違いない。

私はもう、どこにも逃れられない。


久しぶりに雨の降らない日曜日、

娘犬を連れて遠出すべく、朝早く家を出た途端、父からメールが…。


昨夜遅く、母が過呼吸発作を起こし訪問診療の先生に来てもらった、

母は一睡もせず、朝ごはんも食べずに今は寝ている、と。


そのあとも 薬が無いだの、

スマホがおかしいからドコモに見てもらいだの、伝えてくるものだから・・・

久しぶりのお出掛けで上機嫌な私のテンションはだだ下がり。


何をしていてもどこにいても忍び寄る親の影。。

綺麗な景色を見ても、頭の中は親のことでいっぱいになるのでした。

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悪夢

2016.09.23(Fri)

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実家に行く前日は、神経が高ぶってなかなか眠れないことがあり

しばしば眠剤のお世話になります。

今朝 主人に、「何度も寝返りうってうなされてたよ」と言われました。

あと何年続くか分からないこの生活、ワタシ大丈夫?


金曜日は道が混むので、ずいぶん時間がかかってしまいました。

着いたらすぐに父の唯一の癒し、お薬を7種類もらいに行き、

そのあと、父の散髪

お昼は父のリクエストで、醤油ラーメンです。

生ラーメン一袋を、父7:母3くらいに分けたら、

父は「多いから半分取って」と。。

つまり、父3.5:母3:私3.5になりました。(笑)

こんなに食欲が無いのに、一食抜いても平気なはずなのに

いつも食事の心配をしています。

配食弁当がお休みの日は、「夜は何食べたらいいの?」と聞きます。

「ちゃんと〇〇と△△を用意してあるから!」

つい語気が強くなってしまう。

食にうるさい二人は、適当にレトルト食品で済ませるという事が出来ないのです。

あ~、困った。

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冬うつ到来か

2016.09.22(Thu)

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おととい 買いに行かされた缶ビールは、思った通り手つかずでした。

最近調子の悪い父は、ビールなんて飲めないのです。

なのに土砂降りの中、買いに行かせるなんて・・・

ドブネズミ状態になった私は何だったんだろう?


今日の母は一段と具合が悪そうでした。

毎年 秋から冬にかけてうつ状態がひどくなり、鉛のような空気が漂います。


私は元々無口な方ですが、実家にいる時はさらに寡黙です。

二人とも耳が遠く、理解力も落ちていて会話が成り立たないから…。

本当は、もっと話し掛けて脳を刺激してあげないといけないんだろうけど、

ただでさえ日当たりの悪い家が、この雨模様でさらに暗く

湿っぽいカビの匂いが漂って・・・この上なく陰気。

こちらの気が滅入ってしまいます。

さっさと家事を済ませて、逃げるように帰ってきました。

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もう気分悪いわ! 無理にでも上げていくしかない!


♪ がんばれ私!がんばれ今日も

♪「行ってきます」「行ってらっしゃい」

Have a nice day  by 西野カナ

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葡萄の食べ方

2016.09.21(Wed)

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姉が用意したのであろう、冷蔵庫にラップをかけたマスカットが

房のままガラス皿の上にのっていました。


これじゃ、両親は永遠に手を出さないのですよ。

ブドウは皮を剥いて、種があれば取り除いて、半分に切ってから出します。

姉はこの事を知っているのか…知っていてもざっくりとした性格の姉には(笑)

こんな細かいことは出来ないと思う。


そんな姉の事を、両親は「気が利かない」だの…私に愚痴を言います。

親を思う気持ちは同じなのに、

大雑把というだけで(^^; ディスられる姉が不憫に思える妹なのでした。。

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Wうつ

2016.09.20(Tue)

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台風16号の影響で大雨の一日。

気候の影響か、母の抑うつ状態はさらに悪く、真っ暗な部屋で寝ていました。

父は父で朝ごはんを食べず、お昼も食べたくない、と言う。

せっかく父が好きなカレーを作ってきたんだけどなぁ。


買い物の帰りに 父の血液検査の結果を聞きに行きました。

案の定、異常なし。

主治医は、「お母さんの事もあるし、鬱かもね」と。。

私もそう思っていました。(笑)


「大雨だから早く帰って大雨だから早く帰って」と、

壊れたテープレコーダーのように繰り返す不安症の母。

昼食の後片付けをして、急いで帰る準備をしていたら

父が「悪いけどビール6本買ってきて」と言う。。

あの、さっき買い物に行ってきたんだけど?

「冷蔵庫に1本あるよ」と説明しても、それを聞き入れる父ではありません。

今と言えば今なのです。

仕方なく、ワイパーも効かないような土砂降りの中買いに行きました。

車の乗り降りだけで、洋服がびっしょり。

段々体温が奪われていくのが分かるし、視界の悪い中運転するのは怖いし・・・

もう、涙が出そうでした。

私はずっといい子を演じてきて、親に口答えをしたことなど一度も無いのだけれど

相手が正常な判断を出来なくなったら、どうすればいいんだろう。。。


身体が冷えて寒いから、車のエアコンを30度にして帰ってきました。

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敬老の日

2016.09.19(Mon)

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食欲不振、心身の不調、死への恐怖・・・

両親を見ていると、あ~長生きはしたくないと思ってしまう。

でも、神様はなかなか死なせてくれないんですよね。


毎日、私か姉の車が停まっているから、

近所の人は、"なんて親孝行な娘さんたちなの!"と思っているかも。

早くあの親から解放されたい…というのが本心なのに。。(←鬼畜生)


今の時代、子供に敬われている親ってどのくらいいるのだろう。

介護問題を抱えて苦労されている家庭は多いんじゃないかな。

国にとっても高齢化は大問題。。

長生きはおめでたいことなのか??


気難しいうちの親は、誕生日の"おめでとう"も禁句なので(→

当然、敬老の日もスルーです。

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ちまたで流行っている "我が家のりゅうちぇる"、

やってみました。(笑)

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食べ物にうるさい親 (4)

2016.09.17(Sat)

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相変わらず食事作りに悪戦苦闘しております。


そういえばこんな事もありました。

母が寝たきりになった当初、お粥以外のものを受け付け無くなり

父が買ってきた、〇の素のレトルトお粥を温めたら

「まずい、魚沼コシヒカリで作って」と、言いました。

過呼吸発作連発で、救急車を呼ぶような患者が

お粥の味にこだわるか?


父は、母以上にこだわりが強いです。

何でもかんでも2センチ角に切らないといけません。

海老のかき揚げを8分割にして出しても(その時点でバラバラ)

マイはさみで、さらに小さくしています。

嫌がらせか?


そんな父も、「紫陽花のカレーはお母さんのカレーに勝るとも劣らず」と、

子供のように美味しそうに食べてくれます。


そうだ…来週は一度、カレーを作ろう。

と言うワケで、まず あめ色玉ねぎを準備。

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超めんどくさいので、2回分を作って冷凍しておきます。

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永遠のマンネリが好き

2016.09.15(Thu)

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冷蔵庫に姉が買ってきたラーメンの袋がありました。

父に"お姉ちゃんが買ってきた醤油ラーメン食べる?"と、一応聞いてみたら、

パッケージを念入りにチェックして、 "これは要らないから持って帰って"と言う。

予想通り。


二人とも食べ慣れたものしか、受け入れないのです。

牛乳も野菜ジュースもヨーグルトも、当然お米も…必ず同じ商品。


食べ物だけではありません。

洗濯洗剤、食器用洗剤、トイレットペーパー、ティッシュペーパー・・・

決して銘柄を変えません。

一度間違えて、いつもと違うティッシュを買ったら、疑心暗鬼になっていました。


ティッシュが変わっただけで、そんなに不安で落ち着かないものでしょうか?(笑)

高齢者はそういうものなのか、ただうちの親が神経質なのか・・・

闇は深い。。


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▼ プロフィール

紫陽花

Author:紫陽花
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ご訪問ありがとうございます


夫婦二人暮らし

2021年2月28日
娘犬モカが天国に旅立ちました
2021年10月15日
父92歳にて逝去


母93才 要介護5(不安症)
高齢者施設で暮らしています


親の介護
美味しいもの
日々思うこと


よろしくお願いします^^


動物の孤児院→
日本アニマルトラスト

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