フォト*ある暮らし
父の初盆

2022.08.13(Sat)

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私の両親は無宗教で

葬儀も法要も不要という考えです。

一般的には “ちょっと変わった人”

なのかもしれません。


私は親以上に不信心ですが、

今のところ祟られたり、

天罰が下ったことはない。

(自分で気づいてないだけか?


なんとなく信じているのは

“お天道様が見ている” ってやつです。^^

これなら害はないし、献金いりませんからね。


P72220412207.jpg


父は「仏壇も不要」と言っていたけれど

私の意思でミニ仏壇を買いました。

毎日、父とモカに話しかけています。^^


今月は仏教でいう所の初盆。

特別な法要はせず、

お花と父が好きだったものをお供えします




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目覚めが悪い朝

2022.05.25(Wed)

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昨夜、父が夢に出てきました。

一緒に出掛けて、

「すぐ戻るからここで待ってて」

と言ったのに、父の姿がない。

探しても、人込みの中で見つけられない!


どうしよう~(>_<)とパニックになった所で

ハッと目が覚めました。

“はぁ、夢で良かった…”

P51015502205.jpg

亡くなってもう、7か月になるのに

まだ囚われてる?

父が夢に出てくる時って、いつもこんな感じ。


未だにGmailの着信音が鳴っても

父からと思い、ドキッとする。


この状況、心理カウンセラーなら

どう分析すんでしょうね。


そんなこんなで

後味の悪い夢でした。。




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うなされた夜

2021.11.01(Mon)

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父は亡くなる4日前まで日記をつけていました。

最後の欄は、

「いぜんとして(体調)良くない、がまんあるのみ」

とありました。


無口な人ゆえ、言葉には出さないけれど

相当つらかったのでしょう。

苦しみから解放されて、良かったと思う。

IMG_00972110.jpg

私は霊感とか、

スピリチュアルに縁のない人間なのに

父が亡くなった夜、不思議な体験をしました。


就寝中、胸が苦しくて苦しくて

のたうち回っているんです。

ふと我に帰ったら、午前1時半でした。

掛け布団は乱れ、枕が吹っ飛んでいた…。

こんなことは初めてだったので、

自分でも驚きました。


あれが本当の別れだったのかなぁ。

行かないで!と叫んでいたのかなぁ。



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父の流儀

2021.10.26(Tue)

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父は生前から、葬儀のしきたりや

伝統にはこだわっていませんでした。


息を引き取る直前にも

「葬式いらん、最低でいい」と言ったくらいですから。(^^;


葬儀社は決めていたので

亡くなった夕方、寝台車が来て

葬儀社の一番小さな部屋に安置。

お通夜はありません。

棺の周りにたくさんのお花を飾ってもらいました。


翌日、僧侶の読経が30分ほどあり

それから出棺です。


母、姉夫婦と私たち夫婦の5人だけで送りました。

親戚には喪中はがきで知らせる事にしています。


御遺骨は、しばらく母の側に置いておきます。

2人そろえば、鎌倉霊園に納骨する。

IMG_00932110.jpg

戒名・位牌無し、仏壇も無し。

お香典返しも法事も不要。


これらはすべて、父の遺志です。


これが宗教的に?どうなのか、分かりません。

でも、大切なのは本人と残された家族の気持ち。


私はこれで良かった...と思っています。



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私の変化

2021.10.21(Thu)

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このブログの存在は主人ですら知りません。

だからこそ、今まで本心を書いてきました。

今回の内容も、気を悪くされる方がいたら

お許しください。


本来父は、とても穏やかで優しい人です。

私の事も理解してくれました。


ただ、父のお世話をする過程で

私は度々追い詰められてしまいました。


早く解放されたい!

いなくなったらどんなに楽かと

どれだけ思ったことか。


でも、父の最期に立ち会ったとき

嫌な思いは一切、消えていました。

むしろ、一時的にでもそう思っていた

自分を責めました。


ただただ、お父さんありがとう。

大好きだよ!という気持ちになりました。

IMG_00912110.jpg

父がいなくなったなんて信じられない。

最期の時間をもっと、一緒に過ごしたかったです。



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92年の生涯

2021.10.20(Wed)

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10月15日(金)

午後一時から、看護師・スタッフ・ケアマネを交え

父の看取りについての話し合い。

意識がはっきりしているので

父の望み通りにして欲しいとお願いしました。


部屋に戻ると、父は寝ていました。

私に気づき、絞り出すような声で

「ありがとう、元気でね、○○(夫)君に宜しく」

姉には「お母さんをたのむ」


そしてビールを欲しがったので

5ccほど口に含ませました。


それから一時間ほどして、急変しました。

娘に会いたい、と言ってくれたから

立ち会えた。


看護師、スタッフたち、ケアマネさん、

多くの人たちに見守られながら

14時40分に、大好きな父が旅立ちました。


92年の生涯でした。




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父と会う

2021.10.19(Tue)

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「最期に娘に会いたがっている」と聞いて

慌てた私はすぐに車で施設に向かいました。


途中、赤信号で止まっていると

横のバイクのおっちゃんが、指で合図をしている。

なに?こんな時に! ナンパ?なんて思っていたら、

ロングスカートの裾がドアに挟まっていた・・・

ありがとう、おっちゃん。


スタッフにはワクチン2回接種済みの旨を伝え、

マスクを二重にして、手袋をお借りました。


部屋のドアを開けると、

父は土色の顔をしてベッドに横たわっていました。

IMG_29012110.jpg

母は目を赤くして、父の手を握っていました。

「ずっとそばにいてくれ」

「元気で生きてくれ」と言われたらしい。


母が“紫陽花ちゃん来たよ!” と叫ぶと目を開けて

父は“世話になったなぁ”と、ひとこと言いました。


それからはずっと寝ていたので

一時間で引き上げました。


この状態でもスタッフは、

まだそれほど深刻じゃない…みたいな様子でした。

プロの勘を信じましょう。


(10月14日木曜日のこと)



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覚悟と後悔

2021.08.01(Sun)

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父の訪問歯科医、N先生から連絡がありました。

退院してから初めての診察。

父の変貌ぶりに驚いて、

面会出来ない私に電話をくれたのです。


退院に付き添った時、私も驚きました。

頬はこけ、山岳部で鍛えた脚は棒切れのように

細くなっていました。


無口で何も言わないけれど

相当しんどそうなのが分かります。

IMG_27072107.jpg

「そう長くはないかも…覚悟している」と話すと

N先生も否定しませんでした。


父は優しいN先生の事が大好き。

だから「最期まで診てあげて欲しい」と

お願いしておきました。


施設は面会禁止が1年以上続いています。

このまま会えない状態が続くと

悔いが残りそうです。。



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梅雨明けと父の退院

2021.07.18(Sun)

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よ~やく梅雨が明けてホッとしました。

近畿は62日間で、過去最長だったそうです。

しかし、これからは苦行のような暑さですね。(-.-)


去年までは老犬がいたため、

ちょっとでも暑さを感じたら冷房をつけていましたが

今年はついつい限界まで我慢してしまう。^^

IMG_22032105.jpg

父は体調が万全ではないものの、

本人も希望もあって退院することになりました。


看護師さん曰く

「本当は厳しい食事制限があるのですが、

ご高齢ですから 好きな物を食べて頂いても…」

とのことでした。


なんとなく、見放された感があるものの

そう言ってくれて、良かった。

“我慢” が出来ない父。

最期まで好きなように過ごしてもらいたいから。




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父の生きづらさ

2021.06.23(Wed)

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ア○ペ気味で触覚過敏がある父は、

ほとんどの衣類が着られません。


入院前のことですが、

“スリッパ2足、パジャマ2セット買ってきて” の

要望を受け、持って行きました。


2セットのうち、感触のいい方を使おうという魂胆だろう。

私としては、吟味して肌触りのいいものを選んだつもり。

でも結果は、両方とも撃沈でした。


おまけに

“この前持ってきてもらった座布団は硬い”

とも言っていた。。


以前の私なら、怒りで脳みそが爆発していたはず。

なのに今回は、冷静でいられました。

IMG_23042104.jpg

私が成長したのだろうか?


それとも、「終着駅」が見え始めた父のことを

受け止められる境地に入ったのだろうか。


単なるワガママではなく、

生きづらい人生だったんじゃないかなぁ。



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▼ プロフィール

紫陽花

Author:紫陽花
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ご訪問ありがとうございます


夫婦二人暮らし

2021年2月28日
娘犬モカが天国に旅立ちました
2021年10月15日
父92歳にて逝去


母93才 要介護5(不安症)
高齢者施設で暮らしています


親の介護
美味しいもの
日々思うこと


よろしくお願いします^^


動物の孤児院→
日本アニマルトラスト

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