La fin du jour...フォト*ある暮らし

写真で綴る主婦の日記

地団駄

友人もおらず、趣味のない母は家族だけが興味の対象でした。

私たち娘がまだ学生だった頃、日曜の夜になるといつもブルーになる母。

“明日から学校か…寂しいわ”


母は私が帰り支度を始めると、目に涙を浮かべます。

そしてエレベーターホールまで送ってくれます。

「もう帰るの?」(涙声)

「来てくれるのは嬉しいけど、別れるのが辛い」(涙声)

また明々後日に来るから・・・と言っても聞く耳持たず。


この日は特に感傷的になっていて、「いや~いや~」 と地団駄を踏んでいました。

そして言いました。

「一緒に帰れたらいいのに・・・」


母の口から “帰る” という言葉を聞いたのは初めてなので、驚きました。

ここでの生活には満足してる、楽しい、って口では言うけど、

本心は私と一緒に暮らしたいんだろうな。

でもね、現実問題として それは無理なのよ。


どうしてそんなに私に依存するのか?

毎回毎回泣かれるのは、辛いというより重い。

いっそのこと、娘の存在を忘れて欲しいと思うくらいです。


いちいち別れを惜しんでいられない。

私はさっさとエレベーターに乗り込み、「閉」のボタンを押しました。

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[ 2017/11/28 07:58 ] 両親のこと | TB(-) | CM(-)