La fin du jour...心を病む母の介護日記

サ高住で暮らす両親を介護・支援する日々

医師からの提案

私が義母の見舞いに行くと、病室に主治医のN先生が入ってこられました。

「〇〇さん、これからのご希望はありますか?本心を聞かせてもらえますか?」

義母: 「家に帰りたい。でも、帰らしてもらわれへん」

あの家に嫁いで60年、帰りたいのは当然でしょう。

でも義母は、長女が拒否していることを分かっていると思うのです。


先生はさらに話しかけました。

「もしご家族や看護師さんがいないときに“何か” あったらどうしますか?」

義母: 「それはそれで仕方ないと思ってます、もう割り切ってます」


「人間はいつか死ぬ、僕も死ぬ、

一番幸せな場所で最期を迎えるという人生もあるのではないでしょうか?」

と、先生は私に問いかけました。

私: 「その通りだと思います、

ただ、私は他人なので…同居している長女が何と言うか…」


延命治療を拒否したにも関わらず、

酸素吸入とたん吸引をしてもらっているという事実。

これも一種の延命ですよね。

静かに自宅で療養してもいいと思う、私は。。


それと同時に、病院側も早く出て行って欲しいのでしょう。

ホスピスの面談まで まだ一週間もある。

その間、特に治療をするわけでもなく、介護ホーム状態ですから。


帰宅して義妹に話しましたが、やっぱり答えはノー。

こんな状態で帰れるわけないでしょ!との返事でした。。

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[ 2017/09/19 07:15 ] 夫の家族のこと | TB(-) | CM(-)

幸せな老後ってある?

そろそろ衣替えの季節。

近くにシニア向けお手頃価格のブティックがあり、買い物のついでに寄りました。

母の秋服を探している、と言うと70歳前後?の店長さんは話し出しました。


「近くに大きな老人ホームが二つ、ありますでしょ?

元気な方はよくご自分で買いに来られますよ。

でも 皆さん口をそろえて “寂しい寂しい” っておっしゃるんです。

子供さんが遠かったりね。

それに せっかく施設でお友達が出来ても、すぐに亡くなってしまうとか…

私は自分の親も主人の親も面倒を見ましたけど、

娘には期待していません。

早く自分で老人ホームを探すようにと、言われていますから」


もう高齢者を家で介護する時代じゃないのかな。

思うに、今 80代90代の人って、親を家で看取ってきた世代。

それが当然と思っていたのに、自分たちは子供を当てにできない。

家を追い出され、施設に入れられたという思い。

会いたいのに会いに来てくれない、という不満もある。

おまけに医学の進歩のおかげで、ポックリ逝かせてくれない。

苦しんで生きる晩年が長すぎるんですよ。

なんと、90歳以上が初めて200万人を超えたらしい。

いい加減、長生きは美徳という考えを捨てなきゃね。


私も寂しく苦しみながら生きていくんだろうなぁ。(笑)

覚悟が必要だ。

敬老の日を前に暗い話ですみません。(^^;

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台風18号が接近中。

風雨が激しくなってきました。


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[ 2017/09/17 21:12 ] 思うこと | TB(-) | CM(-)

久しぶりの両親

ずっと義母の病院へ通っていたので、

両親の施設へ行くのは一週間ぶりになりました。

私を待っていたんでしょうね、

母が開口一番 「パジャマのゴムが伸びた、今度ゴムとゴム通し持ってきて」

こういうのって、頼めばスタッフさんがしてくれるのかな?

子供いない人はどうしてるんだろ?


また一週間 来れそうもないので、父の散髪もしておきました。

その他、ごみ袋・洗剤などの生活必需品が無くなってないか確認したり、

汚れたコップを漂白したり…

気温の変化に敏感な父の秋口のスウェットスーツも用意しておきました。

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母のぬり絵は着々と進んでいました。

一日に2枚仕上げているという。

でも、はっきり言って塗り方が雑。

重ね塗り、グラデーション、陰影をつけてみたら?

一枚一枚丁寧に塗ってみたら?と提案したら

目からウロコだったようで、とても喜んでいました。

「デイサービスでもこの塗り方してみるわ、

スタッフさん、私のぬり絵見てマジで褒めてくれるの」

マジで…ってどこでそんな表現覚えたんだろう?w



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[ 2017/09/16 15:46 ] 日記 | TB(-) | CM(-)

寂しいという感情

主人の母は、老人ホームに入った当初、

「寂しい、ここは静かすぎて寂しい!」 と半狂乱になっていました。(☆☆☆

そして、今の病室でも 「寂しい寂しい」 と繰り返しています。

なぜそんなに寂しがるのか、検証してみました。(笑)


義母は田舎の大家族の家に生まれ、

大家族の長男に嫁ぎ、姑&小姑との同居が始まりました。

3人の子供に恵まれ、一時 親戚の子を預かったりしてました。

のちに長女一家と同居。

つまり、ずーっと大家族だったのです。


一方 私は・・・

祖父母は両親が結婚する前に他界しているため、顔を知りません。

親戚も遠くて 付き合いは少なく、生まれてから結婚するまで4人家族。

しかも父と姉は超無口で、家族内で喧嘩は無し。

結婚と同時に東京に転勤になり、家族&友達と離れて過ごし

夫はその頃、過労死覚悟の多忙な勤務状態。

私は誕生日もクリスマスも一人で残りご飯を食べていました。

これが私の中では普通の生活なのです。

にぎやかな生活を送ったことがない。


だから、義母の言う寂しさがピンとこない。

寂しいってどんな感情なのか。

まだ死が差し迫ってないから、分からないだけなのか。

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アウトレットも一人で行きます。(^o^)


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[ 2017/09/15 07:11 ] 夫の家族のこと | TB(-) | CM(-)

義母の入院7日目

食事の様子を一度見て欲しいと、看護スタッフに言われていたので

夕食の時間に合わせて行きましたら、

いつの間にか嚥下訓練食になっていた。(驚)


自分で起き上がることも、寝返りも打てない義母が

どうやって自分でご飯を食べられるんだろう?

看護スタッフは、食事をセッティングしたらすぐに部屋を出ていかれました。

「ご自分で召し上げれますので…」


いやいや、無理ですよ。

自分の体を支えるのがやっと、スプーンを持ち上げる力も弱々しい。

せき止める歯が無いから、口からお粥がダラダラとエプロンにこぼれます。

お布団まで流れ出ないように、

トイレットペーパーを重ねて吸い取るようにしてみました。


ああ、もう見てられない!

私は初めて義母にご飯を食べさせました。


母: 今日は○○ちゃん(夫)遅いのん?

私: うん、だからこの時間に来れたんだよ

義母: そう、二人やったら気楽でいいねぇ


ひと昔前なら、「あんたら二人で寂しいやろ?」 と嫌味のひとつもあったはず。

もう慣れたよ、今年結婚30年だから…と言うと、

「え~っ!もう?」 と目を丸くして驚いていました。


義母の理想は、子供を背たろうて畑を耕すような働き者の嫁。

私みたいに内気で心身ともに弱い人間なんて、想定外だったのよ。(汗)


この30年、色々ありました。

だけど、義母の食事介助をする日が来るなんて思ってもみなかったな。

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[ 2017/09/13 17:15 ] 夫の家族のこと | TB(-) | CM(-)

飛ぶ鳥跡を濁さず

義母は 大雑把な…いやおおらかな人なので、遺言はもちろん無し。

通帳・キャッシュカード・暗証番号の類も分からぬままです。

こっそり、投資信託のようなこともしていたらしい。

どこにいくらあるのか分からない。

これって、終活上の最大の子不幸だと思うのです。


義妹が銀行で、万が一の為のお金を下ろそうとしたら

案の定、拒否されました。

気の強い義妹は、窓口の人と言い合いになって

身分証明書の提示を求められたそうです。

つまり、ブラックリストに載ったってことね。。


一方、うちの両親は念には念を入れるタイプ。

姉と私は早くから、通帳・印鑑、生命保険、土地の権利書など、

ありとあらゆる書類と、簡単な遺言状を渡されています。

いざとなったら、その “指示書” の通りに粛々と処理するつもりです。


そして、最期が近くなったら医師に渡すようにと、

「主治医様へ」という意思表明書も預かっています。

とくに母は、圧迫骨折で市民病院→老健→サ高住と移るたびに

5年前に書いた、この表明書のコピーを渡してきました。

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「私は満足な人生を送って参りました。

病気になったとき 延命治療は固くお断りします。

夫・長女夫婦・次女夫婦も同意しております。

私は感謝し、静かに安楽死を希望致します。

これが私の一番の幸せと思います。

よろしくご配慮のほどお願い申し上げます・・・」


どの主治医も、びっくりしていました。

「ご本人が書かれたのですか?」と。


死の準備をする人ほど長生きする、とはよく言われますが、

確かに・・・。



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[ 2017/09/12 17:45 ] 日記 | TB(-) | CM(-)

相変わらずの父

“むこうのお義母さんが入院してるから、そちらへは頻繁に行けない”

そう伝えてあるのに、父からはなんだかんだとメールがあります。

一応の気遣いか、今回は姉と私の連名になっていました。

「今週中に、タケダのビタミンCとドリエルひと箱お願いします」

数日後、

「来年の年金申請にマイナンバーが必要ですが、どこにありますか?」

知るか!!(怒)

大体、マイナンバーの書類って何度紛失してるのよ? (☆☆☆

保険証も通帳もクレジットカードも何度なくしてるのよ!


すぐに市役所に電話して聞いたら、また委任状が必要。

なんだかややこしそう。(>_<)


マイナンバーを自分で管理できてる高齢者ってどれくらいいるんだろう?

ほとんどいないよね?

いっそのこと、体にチップ埋め込んでくれてもいいよ、私は。

そうすると、睡眠薬飲ませて無理やり個人情報を盗む輩とかが出てくるんだろうな。

親のマイナンバーで振り回される子供の気持ちもわかって欲しいよ、まったく。


事実上、親の介護から撤退している姉。

今回は、私の事情を忖度して走り回ってくれました。

助かったわぁ。

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自分のマイナンバーカード、作ろうかどうか思案中。


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[ 2017/09/11 16:55 ] 日記 | TB(-) | CM(-)

告知

義母の入院5日目。

現在の病状と今後の方針について主治医と面談しました。

お粥が食べられるようになったので、いつか点滴も取れるだろう、という事。

あと、ホスピスの話。

自宅か老人ホームに一旦帰って、ゆっくり探したらどうか?

と主治医は提案しましたが、義妹は断固拒否。

緩和ケア病院に直接転院する方向になりました。


「ホスピスは、患者がガンであることを知っている前提で入所するので

お母さんにやんわりと告知をする」 と言われました。

「〇〇さん、肺の水を取ったら良くないものが見つかったんよ、

これは長く付き合わないとアカンから、別の病院に移りましょうね」


義母は、理解しているのかいないのか、「ハイ、わかりました」 と

いいお返事をしていました。

去年亡くなった義父も、最期は療養型の病院でした。

老人ホームに帰るのではなく、転院となると、

元看護婦の義母だって ある程度は分かっているのではないか?

そう思うと切ない。


不思議に思ったのは、流動食しか食べられないのに

合わない入れ歯を作り変えるように言われたのです。

今さら 歯、いる?(笑)

断るわけにもいかず、義母は車いすで歯科外来へ運ばれて行きました。

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[ 2017/09/10 13:26 ] 夫の家族のこと | TB(-) | CM(-)

食べることは生きること

入院してから点滴だけなので、

義母はずっと「お腹が減った」 と言い続けています。

「紫陽花ちゃんが来てくれるの待っててん、お寿司買ってきてほしいから」

食べたいという事は、まだ生きる活力があるという証か?

本人は嚥下障害があることを 分かっていない様子、

次男のお嫁さんには、「お寿司の出前を取って」 とマジで頼んだらしい。(^^;


義母の入院、4日目。

部屋に入ったら、食事指導?の先生がゼリーを食べさせていました。

なんとかむせずにうまくいったようです。

が、食後40分ほどしたら急に咳き込んで

喉がゴロゴロ言い出しました。

義母は大丈夫と言いますが、苦しそうなのでナースコールを押して

痰の吸引をしてもらいました。

これは目が離せないな。


一方、緩和ケアの病院探しは早くも頓挫しています。

交通の便の良い所はどこも満床、十数人が待っている。

一か所、山奥ではありますが 空きのある病院が見つかり、

そちらが第一候補になりそうです。

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[ 2017/09/08 19:58 ] 夫の家族のこと | TB(-) | CM(-)

二つの嘘

義母の入院3日目。

主人と一緒に病院へ行きました。

「ここの看護師はみんな冷たい、ホームとは雲泥の差」

息子には、愚痴をこぼしたくなるのかな。


「おなか減ってるのにご飯出してくれない」

入院してから点滴のみです。

まだ嚥下障害があり、氷ですらむせてしまって呼吸困難になるから。


元看護師で、何度も入院を経験している義母は言いました。

「帰りたい、もう今回はアカンかもしれん、どうせ死ぬなら早く死にたい」

主人も私も、「そんなことないよ、良くなったらすぐ退院できるよ」

と、見え透いた嘘をつきました。


病院の帰り、私の両親の施設に寄りました。

部屋に入るや否や、母が開口一番 「お義母さんはどう?」 と聞く。

心配で心配で仕方がないのです。
 
肺に水が溜まって入院した、という事だけは話していますが、

不安神経症の母に、決して 「ホスピスに移る」 とは言えません。

母は矢継ぎ早に話しました。

「命に別条がなくて安心した、すぐに良くなるわ」

「良くなったらホームに帰って、ぬり絵でもしたら気が晴れる」


いつまでも嘘をつき続けるわけにはいかない。

でもまだ、本当のことは言えません。

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[ 2017/09/07 21:18 ] 日記 | TB(-) | CM(-)